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ぽぜおくんの憑依日記

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とあるアイドルグループの悲劇

響くサウンド、揺れるサイリウム。会場は熱気の渦に包まれていた。
熱狂する観客達の視線が集まる先には、ライトアップされた舞台と、その上で軽やかに踊りながら歌声を披露する四人の少女達の姿があった。
彼女達はGRIP(グリップ)。今人気急上昇中のアイドルグループだ。
群雄割拠とも言えるこのご時世にあって多くのファンの心を射止めた要因は、各々の歌唱力はもとよりその抜群のルックスにあった。
「アイドルは見た目じゃない」という玄人じみた主張を一蹴する程には、有り体に言って可愛らしい少女達の集まりだったのだ。

世の男は現金なもので、今回のライブが開かれるらしいという情報が広まる否や、その姿をひと目見ようと普段は見向きもしない地方都市にこぞって押しかけた。
チケットは即日完売であったというから、その人気ぶりが伺える。
ともあれ、運良く席を手に入れることが出来たファン達は、今日この日のお祭り騒ぎに酔いしれていた。

ライブも終盤に差し掛かったようで、ライトアップが激しく瞬き出したと同時に、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
GRIPのメンバーはそれぞれ舞台の端々に歩を進め、それぞれソロパートを披露し始めた。彼女達の個性が最も発揮される瞬間だ。
向かって右の前列に立ったのは友田陽菜(ともだ ひな)。つい最近行われた企画の人気投票でも一番の座を獲得した、このグループのリーダーだ。
ご多分に漏れず、その容姿はまさしく美少女のそれであった。キリッとした顔付きの中にもどこかあどけなさを残しており、
一方でモデル顔負けのプロポーションを見せつけている。
栗色のサイドテールをなびかせながら歌うその姿に、観客達はしばし見惚れていた。

無事自分のパートを歌い終え、若干ほっとした仕草を見せマイクを下げる陽菜。
次は左手前の少女が歌い始める番だ。黒髪のショートカットが印象的な彼女が、入れ代わりでマイクを口元にやる。
観客達の視線もそちらに集まろうとしていた。しかしここで、思いもよらない事態が起こる。

「あぐっ……!」

突如うめき声をあげ、頭に手をやる陽菜。マイクは既に口元から離していたのでその音が拾われることは無かったが、
何人かの観客はその異変に気が付いたようだった。
それでも、大多数の興味は既に左サイドに向いており、その異変は一旦歓声にかき消される形となった。
陽菜はなんとか演目通りに動こうとしたのか、腕を下げ平静を装った。
しかし、

「ひっ……あ……」

とても耐え切れない、といった様子で膝を付くとマイクを取り落としてしまった。
ゴトン、と重い音がスピーカーから響き、観客達の動きが一瞬止まる。
ここでようやく他のメンバー達も陽菜の様子がおかしいことに気が付き、不安げに互いに目配せした。
三番目のパートが始まったことを示すメロディーが鳴り始めるも、担当の少女はどうしていいか分からない様子で狼狽えるばかり。
少しの間をおいて、陽菜の身体がビクンと大きく揺れた。
会場は騒然とし、他のメンバー達も流石に異常事態だと判断したのか陽菜の元に駆け寄る。

「陽菜っ、どうしたの!?」

先程陽菜の次に歌った少女がいち早く駆け付け、だらんとうなだれた陽菜の肩を揺さぶった。
その問い掛けに答えることもなく、陽菜の目は虚ろに泳いでいる。
スピーカーからは未だ軽快な音が響いているが、最早誰も耳を傾ける者はおらず、異様な雰囲気に拍車をかけるばかりであった。
再びビクンと陽菜の身体が痙攣のような仕草を見せ、たじろぐメンバー達。

「あう……ぅ……ふう」

少し呻いた後、何度か瞬きをした陽菜。意識は取り戻したらしいが、その目は未だ虚ろなままだ。

「陽菜!? 大丈夫、陽菜っ!?」
「ん……」

床に手を付いて上体をゆっくりと起こした陽菜は、脚を女座りにしたまま近くに転がっていたマイクに右手を伸ばした。
そして何を思ったのか、マイク片手に何事かをぼそぼそと喋り始めた。

「……めん……ごめん……けど……」

マイクで増幅されているにも関わらず、何を言っているのか殆ど聞き取れない。
いつもハキハキと喋る陽菜とは似ても似つかない様子だ。
心配そうに見つめる周囲の人間を他所に、再度もう少し大きな声で話し始めた。

「ごめん皆……ごめん陽菜ちゃん……でもどうしても我慢出来なくて……」
「ひ……陽菜……?」

唖然とするメンバー達。陽菜が自分のことを名前で呼ぶことなど、これまで一度もなかったことだ。

「ほんとごめん……ああでも……けど……陽菜ちゃんやっぱり声可愛い……」

俯き気味で肩を震わせる陽菜。まだ調子が悪いのか、泣いているのか……。
違う、笑っているのだ。そのことに気が付いたメンバーと観客達は、揃ってぞったした表情を見せた。

「ふ……ふふ……」

先程までの熱気が嘘かのように、会場の空気は凍りついていた。
音響係も異常を察したのか、いつの間にかスピーカーはBGMを鳴らすことをやめている。
陽菜は緩慢な動きで、マイクを持っていない方の手を頭の左側に結ったサイドテールに近付けた。

「陽菜ちゃん……陽菜ちゃんといえば、これ……だよね」

そして髪を掴んだかと思うと、あろうことかそれを顔に擦りあて始めた。
「すん、すん」と言う音が小さくスピーカーから響く。どう見ても、自分の髪の毛を嗅いでいる。

「ああ……すごい……すん……さらさらしてて……すん……良い匂いもする……ん……ちゅぱ」

挙句、嗅ぐだけでは足りなかったのか、サイドテールの先端付近を口に含み、しゃぶり始めたではないか。
正気ではない。先程陽菜の肩を揺すり呼びかけていた少女も、気付けば一歩引いた位置でその様子を愕然とした表情で眺めていた。

「んあ……美味しい……美味しいよ、陽菜ちゃん……」

ようやくそのおしゃぶりを止めた陽菜は、口から髪を引き出した。
サイドテールの先と唇との間で、涎が糸を引いている。
そして再びマイクを口元にやると、今度は割とはっきりとした口調で観客に向けて語りかけた。

「ファンの皆も、ごめん。でも陽菜ちゃんは、僕だけのものだから……」

それだけ言うと、陽菜は突如自分の衣装を襟から鷲掴みにし、力任せに引っ張った。
陽菜の腕に引っ張られるにつれ、正面のボタンが上から次々に引き千切られ、遂には陽菜の上半身が露わになった。
白を基調としてフリル等で装飾されたその衣装は、今回のライブの為に仕立てられたものだったのだが、こうなってはもう布切れとしての役目すら果たせない。

「あ……胸……陽菜ちゃんの……」

陽菜はそれをまるで初めて見たかのような目つきで舐めるように眺めると、今度は胸を包み込んだブラジャーに手をやり、ぎこちない手つきでホックを外した。
はらりとブラジャーが床に落ち、ぷるんと震えた陽菜の胸が観客席に向かって惜しげも無く晒される。
最前列近くから小さくどよめきが広がったが、陽菜はと言えば全く気にしている様子もなく、それどころかすかさず荒々しい手つきで胸を揉み上げ始めた。

「んはっ……おっぱい柔らかい……んっ……これもう……」

うっとりとした表情で胸を揉んでいた陽菜だったが、突然その動きを止め、再び俯いて何事かをぶつぶつと呟いた。
直後、右手に持ったマイクを持ち上げたかと思えば、舌を突き出しべろべろと舐め始めた。
スピーカーから何とも形容のしがたい、耳障りな音が鳴り響く。

「じゅる……ちゅ……」
「ちょ……ちょっと、あんたまさか……」

陽菜の次のパートを歌っていた少女が、慌てた様子で陽菜の正面に回ると、少し躊躇した動きで陽菜の腕を掴もうとした。
が、遅かった。陽菜は彼女の妨害を振り払い、左手でスカートをたくし上げ、恐らく愛液でずぶ濡れになったパンティをずらすと、
そのまま涎まみれのマイクを股間目掛けてぐいと突っ込んだ。
ぶぢゅっ。スピーカーから必要以上の大音量で淫靡な音が発せられた。

「んああっ……はぁっ」

心底満足気な表情を浮かべる陽菜。その痴態は留まるところを知らず、股間から生えたマイクを掴む右手には更に力が込められ、今度は前後に動き始めた。
ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ。
会場内に響き渡る水音とは対照的に、観客席はこの異常事態にも関わらず不自然なまでに静かであった。
今目の前で繰り広げられているアイドルの自慰行為を、恐らく二度とお目にかけることは叶わないであろうその光景を、目に焼き付けようとしているのだろうか。

「あああっ……陽菜ちゃんっ……陽菜ちゃん……!」

自らの名前を連呼しながらびくびくと身体を震わせ、右手でマイクを秘部に出し入れする陽菜。気付けば左手は胸に充てがわれている。
最期の時を迎えるべく、そのストロークは段々と速度を早めていた。
しかし、

「いい加減にっ……!」
「あうっ……あ……?」

先程腕を振り払われたメンバーが、今度はしっかりと陽菜の腕を掴み、その動きを止めた。

「さっきから陽菜……おかしいよっ! どうしちゃったの!?」
「…………」

かなりの剣幕で迫る彼女だったが、陽菜はといえば蕩けた目でじっと見つめ返すだけ。
行為を再開することこそしなかったが、別段反応を示す様子もない。
残りの二人のメンバーは、いつの間にか泣き出してしまったのか、鼻を啜りながら陽菜を眺めている。

「結花(ゆうか)ちゃん……」
「……何?」

結花と呼ばれたその少女は、掴んだ腕はそのままに陽菜の呼びかけに答えた。

「結花ちゃんをこんなに近くで見られるなんて……」
「な、何を……」
「でも、駄目なんだ……僕は陽菜ちゃん一筋だから、陽菜ちゃんがいたから今まで生きてこれたんだから……」

そう呟く陽菜の目の奥に、得体の知れない、何か蠢くような気配を感じた結花は思わず掴んでいた手をばっと離してしまう。
しかし陽菜は抵抗するでもなく、ただじっと結花を見つめたままだ。

「だから……邪魔はしないで欲しいな」
「い、いやっ!」

結花は咄嗟に後ずさるが、屈んだ姿勢から急に動いた為に尻もちを付いてしまった。
陽菜はそれを気にする素振りもなく、ふいと横に目をやると、サイドテールに手櫛をしながらにたりとした笑いを浮かべた。

「陽菜ちゃんごめん、また後でね……あぅっ」

小さく呻いたかと思うと、がくんと糸が切れた操り人形のように床に倒れこんだ陽菜。
まるでカエルのように脚を開いた仰向けの体勢のまま、ぴくりとも動かない。

「ひ、陽菜……? ……えっ、あ……がっ……」

倒れた陽菜に声をかけようとした結花の身体が突然震えた。

「あっ……ひぃっ……ひ……ひひ……」

苦しんでいたはずの声が、不気味な笑い声に変わる。
結花はゆっくりと立ち上がり、尻もちを付いたスカートをぱんぱんと払うと、頭をボリボリと掻き毟った。

「邪魔しちゃ駄目だよ……邪魔しちゃ……ひひ……」

その容姿からは想像も付かないようなおぞましい笑みを浮かべながら、結花は周りを見渡した。
再び騒然とし始めた観客席と、怯えた様子のメンバー二人と、あられもない姿で床に横たわる陽菜の姿がある。

「陽菜ちゃん……」

前者二つには目もくれず、陽菜の元へ歩み寄る結花。
ちょうど陽菜の臍の上辺りに勢い良く跨ると、自身も倒れこむように陽菜の上半身を抱き寄せた。

「陽菜ちゃん……あぁ……」

未だ意識が戻らないらしい陽菜の身体に頬ずりをする結花。
もぞもぞと手を動かし、辛うじて陽菜の身体にしがみついていたぼろ布同然の衣装を全て剥がし取った。
そして結花は、全てが赤裸々になった陽菜の上半身を舌で激しく舐め回し始めた。唇も、乳首も、臍も、脇も、余すところ無く。

「やっと、やっと会えたね陽菜ちゃん……」

結花の右手は自らのスカートの中にねじ込まれ、ぐちょぐちょと音を立てながら動き回っている。
時折腰が激しく震え、陽菜を舐め回す動きが止まってしまう。

「はぁっ……ほら、結花ちゃんのおまんこも、陽菜ちゃんと結婚したいって言ってる。ね、結婚しよう。結婚しよう」

その度に、小休止とばかりに結花は陽菜の耳元で何やら呟き、そしてまた舐めながらの自慰を再開する。
再び腰がかくんと震えたかと思えば、

「あんっ……ああ、でも僕は陽菜ちゃんと一つになりたいのに、でもそうすると陽菜ちゃんと結婚できないね……」

また呟き、そんなことを何周か繰り返した後、結花はふと、ゆっくりと身体を起こした。
その頬には涙が伝っている。それは快楽故のものか、はたまた……

「陽菜ちゃんとこんなにも一つになりたいのに、結婚したいのに、一つになりたいのに……」

うわ言のように呟く結花。右手の動きも止まっているようだが、スカートの中から出てくる気配は無い。

「どうすれば……どうすれば……」

スカートの中の右手が再び激しく動き回り始めたようだ。
愛液が結花の太ももを伝い、陽菜の身体を濡らす。

「陽菜ちゃん……僕、どうすれば…… ! ひぅっ」
「はっ……あっ……こんな……」
「僕は……一体どうすれば……んあっ」


結花はその後ただひたすら、焦点の合わない目からは涙を、緩んだ口角からは涎を垂れ流しながら、陽菜の身体の上で自慰行為に耽った。
陽菜が意識を取り戻し、自分の身体の上で警備員とスタッフに取り押さえられながら狂ったように股間を弄る結花の姿を見つけ、絶叫するのはもう少し先の話だ。

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コメント

アイドルグループ憑依は何度も妄想してる大好物です!
身体の乗り換えによって、男の欲望と狂気がより幅広く描かれてるのが良いですねひとつになりたい、独占したい。でも他者としても触れたい。わかりますわ~。

>nekomeさん
コメント有難うございます! nekomeさんのブログには前々からお世話(意味深)になっていたので、こうして感想頂けて光栄です!
そうですね、そこの二面性は良い感じに書ければなーと思っていたところなので、そう言って頂けると嬉しいです。もうちょい丁寧に書き込んでも良かったかなーと今更ながら思ったり…

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ぽぜおくん

Author:ぽぜおくん
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